リゾナーレ下関 ― 部屋に砂浜が広がる「海峡カバナスイート」に泊まる

2026年5月30日、関門海峡に面して建つ星野リゾート「リゾナーレ下関」に一泊した。2025年12月11日に開業したばかりの新しいリゾートで、「海峡のデザイナーズホテル」をコンセプトに掲げる。全187室すべてがオーシャンビューという立地を、実際に泊まって取材した。

砂浜が広がる部屋 ― 海峡カバナスイート

今回泊まったのは、リビングに本物の砂が敷かれた「海峡カバナスイート」。ドアを開けると、室内なのに足元に砂浜が広がっているという、これまで体験したことのない客室だった。窓の外には関門海峡。砂の上に置かれたソファに腰を下ろすと、屋内にいながらプライベートビーチで海を眺めているような感覚になる。

「部屋に砂がある」という一点だけで宿を選ぶ価値がある、と言い切れるくらい、この部屋は記憶に残る。子ども連れでも、大人だけでも、室内のビーチという非日常がそのまま滞在の主題になる。

部屋の特徴 ― 海峡の色を映すデザイン

客室全体のデザインは、関門海峡の海の色から着想を得たというエメラルドグリーンが基調。色鮮やかでありながら落ち着きがあり、窓外の海とつながって見える。全室が海峡に正対しているため、どの部屋でも朝夕で表情を変える海と行き交う船を眺められるのが、このホテルの一番の資産だと感じた。

レストラン ― 下関といえばのふぐ

館内には下関ならではの「ふぐ」を味わえるダイニングが2つある。土地の名物を主役に据えた構成で、旅の目的の半分は食事だと言ってもいい。海峡を眺めながらの食事は、移動してきた疲れをほどく時間になった。

サービス・施設 ― なみなみテラスとくつろぎ

印象的だったのが「なみなみテラス」。先端にいくほど傾斜が強くなる波のようなデザインのテラスで、芝生エリアや寝そべれるソファ、カウンター席が設えられている。海峡の景色を眺めながら、何をするでもなく過ごせる場所だった。プールもあり、滞在中ずっとホテルの中だけで完結できる作りになっている。

まとめ

「砂のある部屋」という飛び道具的な客室が話題を呼びがちだが、実際に泊まると、全室オーシャンビュー・海峡の色のデザイン・ふぐ・テラスといった要素が一貫して「関門海峡を味わい尽くす」という一点に向かって設計されていることが分かる。開業直後の清潔感も相まって、滞在そのものが目的になるリゾートだった。

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