砂町銀座商店街を歩く ― 揚げ物の湯気と惣菜文化
平日の昼下がりに砂町銀座商店街を訪ねた。東西に約180m続くアーケード沿いには惣菜店・乾物店・青果店が密集し、揚げ物の湯気が通り全体に漂っていた。
特に印象的だったのは惣菜文化の厚みである。煮物やコロッケを一品単位で量り売りする店が多く、買い物客は紙袋を抱えて次々と店をはしごしていた。店主に話を聞くと「夕方の総菜需要がこの商店街を支えている」とのことだった。
観光地化された商店街とは違い、地元の生活動線として今も機能している点が取材を通じて最も強く伝わってきた。週末の「ボンデー」と呼ばれる特売日には人出がさらに増えるという。次回はその喧噪を記録したい。